先に結論
お問い合わせフォームを設置して、自分でテスト送信しました。メールは届いていましたが、迷惑メールフォルダの中でした。
- 送信元のドメインは、取得して数日の新しいものでした
- 調べると、SPFとDKIMは設定されていました。 それでも迷惑メールに入りました
- 対処は2つ。「迷惑メールではない」を押すことと、Gmailでフィルタを作ることです
- 2か月後のいま、フォームからのメールは受信箱に届いています
ただし、フィルタは今も使い続けています。フィルタを外しても届くのかは、確かめていません。 分かっていることと分かっていないことを、分けて書きます。
なお、この記事を書くために調べ直したところ、DMARCという設定が抜けていました。 記事の後半で、設定した手順も書いています。
起きたこと
2026年8月、新しく作ったサイトに、Contact Form 7というプラグインでお問い合わせフォームを設置しました。
自分でフォームに入力して、テスト送信しました。受信箱には、何も届きませんでした。
最初に疑ったのは、送信先のメールアドレスの設定です。打ち間違えたのではないかと思いました。
違いました。迷惑メールフォルダを開いたら、そこに入っていました。
「届かない」と思ったら、設定を疑う前に迷惑メールフォルダを見る。
これが最初の教訓です。設定を見直す前に、30秒で確認できます。
設定を調べました
なぜ迷惑メールに入ったのか。メールが「なりすましではない」ことを証明する仕組みが、正しく設定されているかを調べました。
| 項目 | 状態 | 意味 |
|---|---|---|
| 送信元のアドレス | サイトと同じドメイン | フォームのメールが、サイト自身のドメインから送られている |
| SPF | 設定あり | このサーバーから送ってよい、という宣言 |
| DKIM | 設定あり | メールに電子署名を付ける仕組み |
| DMARC | 未設定(調べた時点) | SPFとDKIMの結果をどう扱うかの方針 |
※ 2026年10月9日に、ドメインの設定を調べた結果です。DMARCは同じ日に設定しました(後述)。
SPFとDKIMは、どちらも設定されていました。 よく「迷惑メールに入るのはSPFが未設定だから」と説明されますが、私の場合はそれに当てはまりません。
一方で、DMARCは設定されていませんでした。 これは、この記事を書くために調べ直して分かったことです。
考えられる原因
正直に書くと、原因を確かめることはできていません。 考えられるものを挙げます。
① ドメインが新しかった
テスト送信をしたのは、ドメインを取得して数日のときでした。そのドメインからメールが送られた実績は、ゼロです。
受け取る側から見れば、昨日まで存在しなかったドメインから、突然メールが来たことになります。認証が通っていても、警戒されることはあり得ます。
② DMARCが未設定だった
3つの仕組みのうち、1つが欠けていました。迷惑メールに入った当時、これが影響したのかどうかは、分かりません。
どちらが原因だったのか、あるいは別の理由だったのかを、私は切り分けられていません。 「新しいドメインだから仕方ない」と言い切る説明も見かけますが、私には断定できません。
対処①:「迷惑メールではない」を押す
迷惑メールフォルダに入ったメールを開き、「迷惑メールではない」を押します。メールが受信箱に移ります。
これは、その1通を救うと同時に、「このメールは迷惑メールではない」とGmailに伝える操作です。
対処②:Gmailでフィルタを作る
次の1通がまた迷惑メールに入るかもしれないので、フィルタを作りました。
- Gmailの設定 →「フィルタとブロック中のアドレス」を開く
- 「新しいフィルタを作成」を押す
- 「From」に、自分のサイトのドメインを入れる
- 「フィルタを作成」を押し、「迷惑メールにしない」にチェックを入れる
私は、サイトのドメインから届くメールを「迷惑メールにしない」設定にしています。このフィルタは、いまも使っています。
自分宛のメールと、相手宛のメールは別の問題です
ここは、混同しやすいところです。
| 届く先 | フィルタで対処できるか | |
|---|---|---|
| 通知メール | 自分(サイトの運営者) | できる(自分の受信箱なので) |
| 自動返信メール | 問い合わせてくれた人 | できない(相手の受信箱なので) |
Gmailのフィルタは、自分の受信箱の中の話です。問い合わせた人に送る自動返信メールが、相手の側で迷惑メールに入るのを、こちらのフィルタで防ぐことはできません。
私は、自動返信メールを使っていません。 フォームから届くのは、自分宛の通知メールだけです。
自動返信を使う場合は、相手に届くかどうかがSPF・DKIM・DMARCの設定に左右されます。フィルタで済ませられる話ではなくなります。
2か月後、どうなったか
設置から約2か月が経ちました。いま、フォームからのメールは受信箱に届いています。
ただし、これを「時間が経って信用された」と言い切ることはできません。フィルタを使い続けているからです。
| 分かっていること | |
|---|---|
| 最初の1通 | 迷惑メールフォルダに入った |
| いま | 受信箱に届いている |
| フィルタを外したらどうなるか | 確かめていない |
問い合わせを見落とすほうが困るので、フィルタを外して試すことはしていません。
やっておいてよかったこと:件名にサイト名を入れる
フォームの通知メールの件名は、先頭にサイト名が入るようにしてあります。
【サイト名】お問い合わせ: (相手が入力した件名)
迷惑メールフォルダの中から探すとき、これがあると一目で分かります。Contact Form 7の「メール」タブで、件名の欄に書き足すだけです。
その後、DMARCを設定しました
抜けていると分かったので、その日のうちに設定しました。 エックスサーバーの場合、手順はこれだけです。
- サーバーパネルの「DMARC設定」を開く
- 対象のドメインの行で、編集ボタンを押す
- 下の2項目を選んで「設定する」を押す
| 項目 | 選んだ値 | 理由 |
|---|---|---|
| DMARCポリシー設定 | 何もしない | エックスサーバーの公式マニュアルが、最初はこれから始めるよう勧めている |
| レポート設定 | OFF | 通知先のメールアドレスが、外から調べられる場所に載るため |
※ 2026年10月9日に設定。手順と選択肢の名前は、同日時点のエックスサーバーの画面と公式マニュアルによります。
設定の画面を開くと、持っているドメインがすべて「未設定」になっていました。自分で設定しない限り、入らない項目のようです。
レポート設定をOFFにしたのには、理由があります。 公式マニュアルに「レポート通知先のメールアドレスはDNSレコードに記載されるため、外部からの参照が可能となります」と書かれています。ドメインの持ち主情報は代理公開で隠しているのに、ここで自分のアドレスを載せては意味がありません。
設定して数分後に確認すると、反映されていました。
正直に書いておくと、これで何かが変わったかは、まだ分かりません。 もともとフィルタで受信箱に届いていたので、見た目の変化はありません。「3つの仕組みのうち1つが欠けている」状態を、なくしただけです。
自分のサイトの設定を確かめる方法
SPFやDKIMが通っているかは、届いたメールから確認できます。
- Gmailで、フォームから届いたメールを開く
- 右上の「︙」から「メッセージのソースを表示」を選ぶ
- 上のほうに、SPF・DKIM・DMARCの結果が表示される
「PASS」と出ていれば、その認証は通っています。私の場合と同じように、PASSなのに迷惑メールに入ることもあります。
まとめ
- フォームのメールが届かないときは、まず迷惑メールフォルダを見てください
- 私の場合、SPFとDKIMは設定済みなのに、迷惑メールに入りました
- 調べ直したら、DMARCは未設定でした。原因がドメインの新しさなのか、これなのかは、切り分けられていません
- DMARCはその日のうちに設定しました(ポリシーは「何もしない」、レポートはOFF)。効果があったかは、まだ分かりません
- 対処は「迷惑メールではない」を押すことと、Gmailのフィルタです
- フィルタで対処できるのは、自分宛の通知メールだけです。相手に送る自動返信メールには効きません
- 2か月後のいまは受信箱に届いていますが、フィルタを外しても届くかは確かめていません
なお、フォームを通して営業のメールが届くようになるのは、これとは別の問題です。そちらはreCAPTCHAを入れて対処しました。
フォームの設置を含め、サイトを立ち上げるときに詰まった箇所はエックスサーバーでWordPressを始める手順にまとめています。
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