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8年使っている人間の、正直な話
私は従業員10名ほどの会社で、ひとりIT担当をしています。そして会社とは業務委託契約で仕事をしているため、毎年自分で確定申告をしています。 業務委託になった年に最初にやった手続きは、業務委託の確定申告、最初にやることに書きました。
そのために使っているのが、やよいの青色申告オンラインです。今年で8年目になります。
この記事では、8年使ってきた正直な感想を書きます。良いところも、いまだに分かりにくいところも、どちらも書きます。
なお、この記事は会計ソフトの使用感についてのレビューです。 節税の方法や、経費にできる・できないといった税務上の判断には触れません。そうした個別の相談は、税理士に確認すべき領域だからです。
なぜ弥生を選んだのか
最初に選ぶとき、freeeとマネーフォワードも検討しました。3つとも触ってみて、決め手になったのはこれです。
画面が一番わかりやすかった。
機能の多さや料金ではありません。操作していて迷わない、という一点でした。
会計ソフトは、年に一度しか本気で触らないものです。そのたびに「これはどこを押すんだっけ」と迷うソフトは、続きません。 8年続いているのは、ここが大きいと思っています。
(好みの問題もあるので、3つとも無料で試せます。 実際に触ってから決めるのが確実です)
▶ やよいの青色申告オンライン(公式サイト)
※ 無料でお試しできます
8年で一番大きかった変化:カードリーダーが不要になった
長く使っていると、ソフトの進化が実感としてわかります。
私にとって一番大きかったのは、カードリーダーなしで、確定申告の送信までできるようになったことです。
以前は、マイナンバーカードを読み取るための専用機器が必要でした。年に一度しか使わない機器を、保管して、探して、接続する——この手間が、地味に憂鬱でした。
それが不要になったとき、「今年はずいぶん楽だな」と実感しました。
長く使っていると、こういう改善の恩恵を受けられます。 毎年ソフトを乗り換えていたら、気づかなかった変化です。
ベーシックからセルフに「下げた」話
ここは、あまり語られない話だと思います。
最初はベーシックプランを使っていました。電話やメールのサポートが付いているプランです。初めての確定申告で不安だったので、当然のように上位を選びました。
でも数年使ってから、セルフプランに変えました。
理由:サポートを使わなくなったから
単純に、使わなくなったのです。
最初の1〜2年は「これで合っているのか」が不安で、サポートがあること自体が安心材料でした。でも回数を重ねるうちに、自分で解決できることが増えました。
そして気づきました。払っているのに使っていない機能に、お金を出し続けていると。
プランは「下げてもいい」
会計ソフトの記事は、たいてい上位プランを勧めます。でも実際に使ってみると、必要なものは人によって違います。
- 最初の1〜2年はサポートありが安心。これは本当にそう思います
- 慣れたら見直していい。使っていない機能に払い続ける必要はありません
年に一度しか使わないものだからこそ、契約内容を毎年見直す価値があります。 これは会計ソフトに限らず、あらゆるサブスクに言えることですが。
料金とプランの違い(公式・2026年10月時点)
弥生の公式の料金ページ(2026年10月24日に確認)では、プランは3つです。
| プラン | 年額(税抜) | 申し込み時のキャンペーン | サポート |
|---|---|---|---|
| セルフ(今の私) | 11,800円 | 1年間無料 | WebFAQなど |
| ベーシック(最初の私) | 22,800円 | 1年間無料 | セルフの内容+操作の質問(電話・チャット・メールなど) |
| トータル | 39,600円 | 1年間半額(19,800円) | ベーシックの内容+仕訳や業務の相談 |
- 年額は、キャンペーンの無料期間・半額期間が終わったあとの金額です
- 公式の説明では、どのプランでも、確定申告を含むすべての機能が使えます。 違うのはサポートの範囲だけです
- 料金やキャンペーンは変わります。申し込む前に、公式の料金ページで確かめてください
私がベーシックからセルフに下げたのは、上に書いたとおり、サポートを使わなくなったからです。公式の説明どおり、下げても使える機能は変わりません。
正直に:今も分かりにくいところ
8年使っても、毎回つまずく場所があります。
① 土地に関連する入力
ここは今も自信を持って操作できません。毎回、確認しながら進めています。
② 減価償却の部分
これも同様です。年に一度しか触らないうえに、扱いが直感的ではありません。
この2つは、8年経っても「サッとできる」ようにはなっていません。
もし同じところでつまずいている方がいたら、あなただけではありません。
大事な但し書き:私は簿記2級を持っています
ここは、必ず書いておかなければならない点です。
私は簿記2級とFP2級を持っています。だから、ソフトが何をしているのかを理解しながら操作できています。
つまり——
私が「使いやすい」と感じているのは、簿記の知識があるからかもしれません。
会計ソフトのレビューを読むとき、書いている人の前提は重要です。簿記をまったく知らない人が同じ画面を見て、同じように感じるとは限りません。
もし簿記の知識がまったくない状態で始めるなら、最初の1〜2年はサポート付きのプランを選ぶほうが安全だと思います。私が最初にベーシックを選んだのも、結果的には正解でした。
(逆に言えば、知識がなくても「サポートに聞きながら」なら進められるということでもあります)
毎年、操作を忘れます
正直に書きます。毎年、使い方を忘れています。
年に一度しか本気で触らないので、当然です。毎回、思い出すところから始まります。「あれ、ここどうやるんだっけ」を何度か繰り返して、感覚が戻ってきます。
これは弥生が悪いわけではなく、年一回のソフトの宿命だと思っています。
ただ——
それでも、ないと非常に困ります。
8年続けてきて、これが結論です。多少思い出す時間がかかっても、手作業でやることを考えれば比較になりません。
どんな人に向くか
8年使ってきた実感として、こう思います。
向いている
- 画面のわかりやすさを重視する人
- 長く同じソフトを使い続けるつもりの人(進化の恩恵を受けられます)
- 年に一度の作業を、なるべく迷わず終わらせたい人
慎重に検討したほうがいい
- 簿記の知識がまったくない人 → 最初はサポート付きプランを検討してください
- 土地や減価償却まわりの処理が多い人 → その部分は正直、簡単ではありません
まとめ
- freee・マネーフォワードと比べて、画面が一番わかりやすかった。これが8年続いた理由です
- カードリーダーが不要になったのは、長く使っていて一番うれしい進化でした
- ベーシックからセルフに下げました。 使わない機能に払い続ける必要はありません
- 土地・減価償却は、8年経っても分かりにくいです
- 私は簿記2級を持っています。 その前提での「使いやすい」だと理解してください
- 毎年忘れます。それでも、ないと困ります
会計ソフトは、年に一度しか本気で使わないのに、その一度が重い作業です。迷わず終わらせられるかどうかが、すべてだと思っています。
3つとも無料で試せるので、実際に触って、自分が迷わないものを選んでください。
▶ やよいの青色申告オンライン(この記事で紹介したもの)
▶ やよいの白色申告オンライン(簡易な帳簿で申告する方向け)
▶ 弥生会計 Next(法人向け・筆者は未使用です)
この記事で紹介した製品について
法人向けの「弥生会計 Next」は、私自身は使っていません。 会社の会計は経理担当の管轄で、私が触る立場にないためです。同じ弥生シリーズなので参考までに挙げていますが、使用感については保証できません。
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